顎関節症治療
顎関節症とは?
「大きく口を開けると音が鳴る」
「口を開きにくい、痛みがある」
といったことに心当たりがある方の場合、顎関節症の可能性があります。顎関節症には、さまざまな原因があり、一過性の症状ではないことが特徴です。
顎関節症は幅広い年代にみられる病気ですが、10代半ばから増えはじめ、20代から30代がピークになります。
また、女性に多く見られ、男性に比べて2~3倍ほどかかりやすいと言われている症状です。
このような症状の方はご相談ください
このような症状があったら、顎関節症かもしれません。
●1.口が大きく開けられない
●2.口を開けたり閉じたりするとき、あごの付け根から音が鳴る
●3.あごが痛い
●4.噛み合わせに違和感がある
●5.口をスムーズに閉じることができない
●6.口をまっすぐ開けたり閉じたりできない
顎関節症の原因とは?
噛み合わせの悪いことが顎関節症の主な原因です。もともと歯並びが悪かったり、歯やあごの動きに合わない詰め物や被せ物によって噛み合わせが悪くなることもあります。
噛み合わせが悪いままの状態でいますと、あごの骨や筋肉に負担がかかり、筋肉が疲弊することでさまざまな症状を引き起こしてしまうのです。
上記の一般的な症状の他にも、肩こり、頭痛、めまい、耳鳴りなどの症状が出ることもありますのでご注意ください。
【スプリント治療】当院の顎関節症の治療方法
一般的には、顎関節症の治療には、
●スプリントというマウスピースを入れる方法
●詰め物や被せ物を修正する方法
●歯並びを矯正する方法
●歯の噛み合わせを調整する方法
などがありますが、当院では「スプリント」というマウスピースを入れる方法を導入しています。
夜間、口にスプリントを装着することで、患者さんの骨格・筋肉バランスに合った理想的な噛み合わせの状態にできます。食いしばりにより、歯やあごへの負担を減らせることもメリットです。
スプリント治療のメリット
スプリントは、形状やサイズがさまざまで、患者さんの症状に合わせて製作するオーダーメードの治療器具です。
スプリント治療のメリットとしましては、
●「食いしばりを防ぐ」
●「歯の負担を軽減する」
●「あごの負担が減る」
といったことが挙げられ、実際に患者さんから「朝起きたら、歯・あごが軽くなった気がする」「肩こりがなくなってきた」「偏頭痛がなくなった」という声をいただいております。
また、男性も女性も多くの方が受けられている治療法で、あごへの負担が減ることで無駄な筋肉等が落ち、小顔になる効果も期待できます。
スプリントの費用
スプリント制作費5万円、調整費3,000円です。その後、3ヶ月に1回チェックにご来院いただきます。スプリント治療の流れ
●1.あごの状態や噛み合わせ・歯並びの状態をチェックさせていただきます。
●2.型取りをして、模型を作成いたします。
●3.フェイスボウにより、噛み合わせの位置を測定いたします。
●4.フェイスボウの記録を基に、型取りした模型を咬合器(お口の状態が再現できる器械)にセットします。
●5.スプリント仮完成
仮の状態のスプリントがをお口の中に入れて調整をします。
●6.スプリントの完成
寝ている時間や、家にいらっしゃる時間を見つけて、長時間つけ続けていただくことでより高い効果が期待できます。完成後は2週間に一度、安定後は3か月に一度、調整にご来院ください。
●7.調整
3ヶ月に一度、調整にご来院いただき、不具合がないかをチェックいたします。